「ロボ道 ガリアン(ケルヴィン・サウ アレンジ版)」作成にあたってのデザインコンセプトは、原作のデザインを保ちつつ、特色を盛り込んで行くことでした。
このロボットの元デザインは、80年代のアニメ『機甲界ガリアン』の主役ロボットとして大河原邦男氏がデザインを手がけたものです。基本的には大河原氏のデザインを踏襲しつつ、元のデザインで比較的シンプルだったところを、装甲にディテールやレイヤーを加えることでよりリアルなものにしました。また、元のガリアンはゴツくて太めだったところを、全体のプロポーションをやや威圧的にして足を少し長くすることで、重厚感を残しうつつもゴツさを低減させました。塗装に関しては、元のままにすることでガリアンの雰囲気を残しました。
商品は遊べるものにするために、初期の「機甲兵 ガリアン」と、改修・強化後の姿である「機甲兵 ガリアン重装改」の2形態のコンパチブルとしました。さらに、両方の形態で、アニメ通りに変形可能にしました。開発部とは多大な労力を掛けてフィギュアの構造と自重を支えて立てる安定性の両方を実現しました。
Kelvin Sau